5月12日 雑草という名の草花はない

「爽やかな初夏の朝~」と伸びをしながら庭を眺めたら、
雨あがりの庭は雑草が伸び放題。
ここで見ないふりをしたら、あっという間に梅雨が来て、
蚊の大群と雑草の大群に後悔してしまうに違いない・・・
というわけで、朝は雑草取り。
虫除け帽に手袋の私を見た主人が
「雑草取るのはいいけど、黄色い花とピンクの花が咲いてるのは取らないでよね。」と一言。
はいはい、と適当に返事。

いざ、庭に出ると、ひたすら雑草を引き抜く、
何かに取りつかれたように、頭の中を空っぽにして、手だけを動かすのです。
「雑草だって、一生懸命生きようとしているではないか。
なぜ、自分で植えた草花と区別するのだろうか。」
「天皇陛下も、雑草という名の草花はない・・・とおっしゃっていたではないか。」
そんなことを考えて、手を止めてしまってはいけないのです。
むせる様な草花の生命力と戦うこと1時間。

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草むしりに虫、いやになる事も多いのですが、
初夏の緑と白く可憐な花たちを見ると、やはり庭があってよかったと思うのでした。