11月8日

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みなさん、コンにちは!葛の葉(くずのは)です。
フォックスファーに身を包んだ、ファビュラス!な叶姉妹ではないんです。
「蘆屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)」に出おりまして、
狐が人に化けていますので、フォックスファーには違いございませんが。

文楽第一部を見てきました!
まずは、蘆屋道満大内鑑。
「葛の葉子別れの段」津駒太夫さんの全身全霊をかけた熱く胸にせまる語りに、
葛の葉を遣うのは吉田和生さん、別れがせつなくて・・・涙も出ます。
太夫、三味線、人形のすべてが素晴らしい!文楽の醍醐味ですね(わかった風)。
こういうのを見ると、文楽沼の深みにはまるのです。
とりわけ津駒太夫さんのお陰で、沼にズブズブはまらせていただいておりまして、
手がちぎれるくらい拍手することしかできませんけれど、ありがとうございます。
そして、「信田森二人奴の段」
信田の森は、秋でした!紅葉してたよ、木が2本!(少ない)
太夫さんの掛け合いも楽しく、三味線5棹の大迫力!
1体の人形を3人で遣う、3人遣いが誕生した記念すべき段。
文楽の楽しさを存分に味わい、すっかり良い気分。
このあと、葛の葉ならぬクズ男の出てくる「桂川連理柵」がありますけど。
もう、いいですかね・・・はい。書きたいけど。

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秋色っぽいかな?と、紫根染めの着物で出かけました。
まぁ、文楽見に来る人普段着が多い!(平日もあるからでしょうけど)
私のお隣のおばあちゃまは、くまモンTシャツ!いや、可愛いのよ。
ちょこちょことお着物姿の方もいらっしゃいますが、織の着物や小紋などの軽い装い。
京都の南座に華やかさを全部持ってかれたかのような、地味な文楽劇場。
でも、そういう雰囲気が文楽らしくもあり、私は好きでもあります。
でも、でも、もうちょっとオシャレしてもいいのでは?