東京日記(お店とは関係ない話)

先日は、東京へ行ってきました。
いつもは、東京駅~文楽~東京駅なので、あちらこちら歩き回る時間はないのですが、今回はゆっくりとしておりました。

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ずっと行ってみたかった、井藤昌志さんの「IFUJI the box tailor 」へ。
棚一面にオーバルボックスがならぶ光景。
それはそれは、素敵。
静かに大興奮。(いや、うるさかったかも)
スタッフのTさんに色々とお話を伺いながら、ひと時を過ごしました。ありがとうございました。
場所は「稲荷町」ってどこ?と思っていましたが、合羽橋のご近所で銀座線でアクセスもしやすかったです。
みなさまも、東京へ行く機会がありましたら、是非。

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こちらは、泉屋博古館東京で開催されていた「昭和モダーン モザイクの色どり 板谷梅樹の世界」展。
開催内容
今回、初めて拝見しました。
日劇などの大きな作品(日劇は壊されていまって現存していません)も圧巻でしたが、身の回りの物もたくさん制作されていて、まぁ、愛らしいこと!手元で愛でながら、使ってみたいと思いました。欲しい・・・
板谷梅樹さん、私は存じ上げませんでした。
私がお世話になっている着物屋さん「染織工芸むら田」の村田あき子さんのお父様だそうで、教えていただきました。

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着物は「むら田」さんでお仕立てしたものです。
単衣の季節は、こればっかり着ている大好きな紬。
6月は紫陽花の帯、9月は秋草の帯や、古更紗の帯と組み合わせています。

今回の1番の目的は、紀尾井ホールで開催される「和生・勘十郎・玉男三人会」を見るためでした。
文楽人形遣いで人間国宝の御三方による企画物で、最終回の3回目は、玉男さんがメイン。
力強い熊谷と、凛々しい政岡を見せていただけました。
玉男さんが女方の人形を遣うのはとてもとてもレアで、見ることができてうれしい!
3人の座談会(おじいちゃんの井戸端会議)もほのぼのとしていて、良かったです。
舞台も客席も、文楽を愛する人ばかりの多幸感あふれる空間。
文楽友のHさんがご一緒してくれて、それも楽しさ倍増でした。(写真も撮ってくれてありがとう)
チケットが大変取りづらい公演だったので、ちょこっとご縁ができた人形遣いの吉田玉路さんにチケットをお願いして、無事に見ることができたのです。玉路さんありがとうございました。
玉路さんは若手の中ではお兄さん?な人形遣いさんです。
この日もすごい勢いで舞台へ駈け込んできて、毒まんじゅうを食べて、なぶり殺しされる千松(どんな役!)を健気に遣っておられました。
それ以外に熊谷の足遣いや口上やら黒衣姿でがんばっておられました。まさに文楽を支える縁の下の力持ちさん。いつか主役の人形を遣われる日まで応援しています。ブラディーポの文楽ファンの皆様も応援よろしくお願いいたします。

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紀尾井ホールの近くに宿を取ったので、念願の「しろたえ」さんへ。
長く続くお店の美味しさって、ありますよね。
私が東京マダムなら、毎日しろたえさんのシュークリームをお茶の時間にいただくでしょう。

銀座ウエストさんへも行きました。
ここは毎回、時間を作って行く大好きなお店。
朝はお客様が少なくて、静かに過ごせます。
真っ白なテーブルクロスと小さいお花とクラシックにうっとりとしながら、サンドイッチとケーキを頂くのが楽しみです。
あとは、銀座でお昼は「三亀」さん。
いつも、同じお店ばかりです。

美しいものを見て、文楽を楽しんで、美味しいものを食べて、大満足。
また、みなさまの東京お気に入りのお店教えてください!