小川郁子展(ギャラリー掌にて)

切子作家の小川郁子さんの個展が、苦楽園のギャラリー掌さんにて開催されています。
私の大好きな作家さんの一人でして、是非、皆様にもご覧いただきたく、こちらで紹介いたします。

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たくさん、お写真を撮られていただきました。
でも、実物は、もっともっと素敵!

江戸切子、切子ガラス、みなさまには身近ではないかもしれません。
私にとって、切子といえば、お金持ちの応接間に飾られていたり、お正月や特別な日に使うグラスのイメージでした。
美しいけれど、どう自分の暮らしに取り入れたらよいかわからなかった。

小川さんの切子を知ったきっかけは、帯留め。
当時、着物熱が沸騰点に達しておりましたので、東京の個展へ伺ったのです。
(たしか、六本木のサボアヴィーヴルだった記憶)
お目当ての帯留めもそれは素敵でしたけれど、グラスや花瓶の美しさに驚きました。
リズミカルで大胆なデザインは、洗練されていて、現代の空気を感じるもので、自分の近くに置きたいと思うものでした。

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その時に買った瓶。
もうどれくらい前か覚えていませんが、いつも部屋のどこかに飾っています。
それから、細々と小さな切子を集めていて。

小川さんとお話する機会もあって、まっすぐで穏やかなお人柄にもひかれました。
当時から、日本伝統工芸展に入選されていて、大きな賞をとられた時には、日曜美術館で紹介されました。
その時の映像は、とても印象に残っています。
同世代の女性が切り開いてきた世界、肉体的にも厳しいと思うのですが、自然体で素直に向き合う姿は人としての大きさを感じました。

あと、宝塚ファンの私としましては、こちらも書いておきたい。
タカラヅカ・スカイステージで作家さんとジェンヌさんが対談する?番組がありまして、
なんと!月組のトップスターだった月城かなとさんと対談されてました。見た時、びっくりしました。
(月城さんが雪組の新進気鋭スターさんだったころかな?)
どうでもいいような、いや、どうでもよくない情報。

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着物好きなら、ご存じの帯留めの数々。
たくさん、ありました!
あれこれと迷って、小川さんの新しい挑戦とお聞きした帯留めを選びました。
関西で、これだけ揃っている機会、そうないと思います。
(ギャラリー掌さんのネットからも購入できるようです)

ギャラリー掌さん、以前にあったところからお引越しされていて、なかなか伺う機会がなかったのですが、ずっと案内を送ってくださってくれて。優しい方です。
古きものを大切に、今の空気をまとった作品を選ぶ、感性が素晴らしいオーナーさんです。
今回、たくさんお話させていただいて、おしゃべりすぎました・・・
温かいもてなしをありがとうございました。

ギャラリー掌
西宮市松が丘町10-18AXIS Repere苦楽園2階
0798-24-4659
小川郁子展
2025年10月18日~11月1日 12:00~17:30
(20,21,26,27,28日はお休み)

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