12月25日

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メリークリスマス!
サンタじゃないよ、佐々木高綱だよ!
ちなみに左のこめかみは、蛭に血を吸われているのではなくて、入墨です。

11月の大阪公演で文楽納めができず、12月の東京公演へ行ってきました。
12月に東京行く暇があったら掃除しろ~・・・ごもっともごもっとも。
私もそのつもりでしたが、演目と配役を見たらば、掃除なんてどうでもよくなりました。

12月の東京は、鑑賞教室と本公演がありまして、
菅原伝授手習鑑に鎌倉三代記などなど。
大阪より東京の方が、演目がいいんですよね~
私は千秋楽、平成最後の文楽公演を見ました。
そして、織大夫さんの平成最後の大爆発に圧倒されました。
そしてそして、玉志さんの平成最後の主役、高綱に感動しました。
(平成最後のフレーズを使ってみたかった)
もう、感動のあまり涙が・・・と言いたいところですが、
劇場内が空調で乾燥していて、目が血走って涙が出なかったです。

織大夫さんって凄いですね~この人、人間なんだろうか?ってくらい凄かった。
三味線の清介さん(にほんごであそぼコンビ)も、ものすごい気合いと迫力。
それに乗って、玉志さんの遣う高綱がそりゃもう大きくて、ビシバシ決まって、かっこいいったら!

いまだに、熱冷めやらず、みなさまにはどうでも良い話を長々と失礼いたしました。
文楽漬けの1年を終えて、まだまだわからないことばかりですが、
簡単にわかることより、何年もかかってわかる悦びをかみしめた1年でした。
いや~、文楽の熱量はとんでもない。
それだけはわかった1年でした。

そして次回の東京は2月、Aさんをお誘いしようと思ってましたが、
1部が桂川連理柵(14歳の少女と40男の心中物)
2部が大経師昔暦(近松門左衛門作の姦通物)
3部が鶊山姫捨松と壇浦兜軍記(雪責めと琴責め、折檻物2本立て)
・・・えらいこっちゃな演目になってます。
それから、Tさん、歌舞伎行くんだったら文楽行こうよ~